母比率の推定
特定の特性Aを持つ母比率が の集団から、大きさnの標本を無作為に抽出すると,その特性Aを持つ個体の数 X は二項分布 に従う.さらに,nが大きくなるとXは正規分布 に近づく.
ここで母集団から抽出した大きさ n の標本比率 は であるから,期待値は ,分散は から、は近似的に正規分布
に近づく.
次は母集団から抽出された大きさ400の標本の比率 が 0.398 であるとする.
次のアプレットで母比率 に対する信頼度95%の信頼区間を求めてみよう.
スライダーを操作し母比率を変えて,色を塗った95%信頼区間に標本比率が入るように,最大値と最小値のところでボタンを押してみよう.
何回か操作をした後,下の質問に答えよう.
信頼度95%の信頼区間を求めよう.
「母比率を調整して,ちょうど標本比率 に一致するように分布曲線を移動させてみよう.
おまけ
GeoGebraには母比率を推定するコマンドがある.
ZProportionEstimate ( <標本比率>, <標本の大きさ>, <信頼水準> )