円の内と外

作成者:
Bunryu Kamimura

内と外との区別は、自と他との区別が入り込んでくるところでのみ可能になる。(ガブリエル・マルセル)

動かし方

小さい円を赤い点の方に動かしてみよう。 外側の円は反転。

折々のことば

朝日新聞の「折々のことば」鷲田精一氏が取り上げていた。  白い球面に〇を書く。  円周のいずれの側を内とし外とするかは、それだけでは決定不可能である。  円周のいずれの側に自分を置くかによって内/外は決まる。  排外主義は自分のいるこの「内」からのみ発する視線であって、  こちらの「内」と向こうの「内」とが共存できるのは、  互いの「内」をよく想像できる時だけだ。 このアプレットは球と同じ空間のもの。 「私たちは自他の区別をいつもしている存在である」 ということをどうやって気づけるのだろうか。